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オーブの正体(転載)




「上を向いて歩こう」 ブログから、転載です。





オーブの正体




(以下、転載)



 よく巷では、光の玉のようなものが写っている写真に対し、
これは未浄化霊だの自縛霊だの、もしくはあなたにとり憑いた、なにか障りのある霊体であるかのように説明する、
こういった自称霊能者が数多くいるそうです。
はたまた時には、この玉の正体は、あなたを守護してくださる先祖霊であるといい、
あなたは霊格が高く、そのおかげで守護をされているのだと説明するケースもあるようです。
しかし、前者のケースや後者のケースには、自称霊能者にとって、それぞれキチンとした意味があるのです。
前者の場合なら、相談者の不安を掻き立てることにより、自称霊能者が自ら浄化の儀式をしてあげると言いやすくなり、
相談者に向かって相応の金銭の寄進をしなさいと要求がしやすくなります。
あなたにとり憑く邪霊を取り払うだの成仏させてあげるだの、しかしそれには実費もかかるし日数も必要だといった具合に。
さももっともらしく装い、相談料はおろか、悪霊退散の儀と称して、多額の金銭を巻き上げやすくなるという、自称霊能者にとてもメリットがあるのです。
自称霊能者らにとって、実際は写真に写っている光の玉の正体などは、本当はどうでもよいのです。
お金に結びつけることができるなら光の玉であろうと単なる偶然にできた影であろうと、それがなんであれ、
相談者の不安を掻き立てられるならなんでもよいと。

後者のケースは、前者と入り混じってやる場合も多く、
こちらの最近の写真はあなたにとり憑く霊で、
あちらの数年前の写真に写っている光の玉はあなたを導く先祖霊や守護霊であると。
こういった混ぜる技法は、相談者にとってもっともらしく聴こえ、ただ不安を掻き立ててばかりいるよりも信憑性が高く見えます。
これは相談者に対し、自称霊能者の真偽を疑わせず、信頼を高めようと言った趣旨があります。
他には、自称霊能者が相談者を取り込み、自分の信者にしたい場合、
相談者に向かって、高級霊があなたを導いており、さもあなたは霊格が高いとおだてあげ、気分をよくさせる場合です。
相談者はこういった言葉を聞かされれば、なんだか自分の値打ちが一枚上がったかのように感じ、気持ちよく自分に酔ってしまい、
その霊能者を疑うことなどしなくなりますし、その霊能者のファンとなってしまいます。
いわゆる信者化するというもの。

こうして自称霊能者らは狡猾に、あの手この手で自分に都合よいように物事をもってゆくのが実にうまいのです。

さてでは、よく写真に写りこむ、オーブと呼ばれるもの、これは本当に霊なのか?
実はオーブは霊などではなく、空気中の塵やほこりがフラッシュ等の光で反射したものが写りこんでいるだけのものなのです。
ですからフラッシュを焚かない時の写真には大抵は写っていません。
(周囲の光源の具合次第ですから写ることもあります。)

さて、このことをカメラメーカーであり、フイルムメーカーでもある富士フイルムが、
富士フイルムの公式サイトでその原理を説き明かしています。

富士フイルムホールディングス
オーブが写真に写る原理を説き明かしたもの。
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/others/case/index.html

他には、ASIOS というサイトでの、「心霊写真の解明と再現」を挙げよう。
http://www.asios.org/ghost_photo.html




(転載終わり)